

【PROFILE】
森 庸平(もり・ようへい)氏
企画部 人事チーム シニアマネジャー
「M&A業界はドライで殺伐としたイメージだった」と笑いながら話す、自らもM&Aロイヤルアドバイザリーに転職で入社した人事採用スペシャリスト。拡大する日本のM&A市場の中でも、大きな成長を続けているM&Aロイヤルアドバイザリーで採用という重要な役割を担っている。
日本のM&A市場は年々拡大を続けている。中小企業の事業承継をお手伝いするM&Aは
今後の日本経済の発展に欠かせないと言っても過言ではないだろう。有数の実績を誇るM&Aロイヤルアドバイザリーは、成長意欲があれば多くを学べる会社だと言う。近年、未経験者の中途採用も始めたM&Aロイヤルアドバイザリーだが、どのような会社で、どのような人物を求めているのか、人事チーム採用担当の森氏に訊いた。
オーナー様が育ててきた事業を託してくださるというのは、大きな責任です。事業承継というのはオーナー様にとって大きなご決断であり、それをを託してくださるという大きな責任に対して、忠誠であり誠実であることが弊社の行動原則です。
弊社はM&A業界の信頼性を高めるためにも法令を順守し、公明正大に仕事を進め、顧客に対して誠実で忠誠であるということが重要だと考えています。
誠実という原則は、オーナー様に対してだけでなく、すべてのステークホルダーに対してもそうであることを意味しています。事業承継では、オーナー様、社員様、社員の家族様、そのすべての方々の生活を任されているということを誠実に受け止め、真摯に寄り添うことをお約束としています。
このように、誠実であることと忠誠を誓うことは、弊社が大切にしている価値観となっています。具体的には、担当部署によってそれぞれ異なるステークホルダー、それぞれに対して誠実であること。人事チームで採用担当である私は、求職者に対して誠実でありたいと考えて仕事をしています。社名の「ロイヤル」という言葉は、顧客とステークホルダーへの忠誠心と誠実さを表しています。
社内の雰囲気を一言で表すと 「和気あいあい」でしょうか。現在、社員は176名で、東京と大阪に事業所があります。まだまだベンチャー・フェーズで、その良いところがある社風だと思います。仕事での情報のやりとりはもちろん、雑談や笑い声が絶えない、和やかな雰囲気の職場です。
フロントとなるコンサルタントが80名、経営陣を含めたバックオフィスが96名です。コンサルタントとバックオフィスの弊社の人数比は、M&Aコンサルティングの業界では珍しく、かなり特徴的です。
M&Aコンサルティング業界は労働集約型のビジネスモデルという側面もあり、コンサルタント・営業の人数が多ければ多いほど売り上げが上がる仕組みだと言われています。そのため、全社員の8割が営業担当という会社もあるようです。しかし、M&Aロイヤルアドバイザリーはコンサルタントの働きやすさを考え、バックオフィスに業界のプロフェッショナルであるM&Aトップコンサルタントを揃え、知見の豊富なアドバイザリー集団としてコンサルタントをサポートします。
コンサルタントが実際に案件を進めていく際、バックオフィスとのコミュニケーションが大変重要になります。未経験で営業として入社された場合でも、成約までのすべてのフェーズにおいて、バックオフィスに控える精鋭人材の力を活用しながら進めていくことができます。この体制がオーナー様へのご提案の質を担保しているのです。
弊社は基本的に出社勤務です。Slackなども使い、気軽で直接的なコミュニケーションが基本となります。人事チームとしては風通しの良い環境をいかに作れるか、日々考えています。
本年度から新卒採用も始めました。M&A業界は年収ランキングで上位になっていて、学生さんにも人気が出てきています。高年収だけではなく、短い期間に多くの知識を吸収することができる、成長できる業界として注目されているようです。
弊社は上下関係もフラットで、上司や役員とでもフランクに話せる環境があり、相当風通しは良い組織であると思います。弊社では会社が得た案件を平等に振り分けます。既得権益や社内政治をなくしたいという考えがあり、役員ともオープンに話し合える環境を作っています。
評価制度も透明性を持たせたいという考えから、定量的な評価を行っています。成約はオーナー様のお考えやタイミングもありますので個人へのノルマはありませんが、期の目標をチームで達成していく仕組みです。
M&Aロイヤルアドバイザリーは2つの強みを持っています。一つは組織づくり、もう一つは教育体制です。
弊社はベンチャーであり、業界では後発組になりますので、先発企業の長所を学び、取り入れ、弊社独自の仕組みと合わせることで、高い付加価値を生み出せる組織づくりを行っています。
ノウハウを持ったメンバーの知見を常に活用できる仕組みができており、コンサルタントはオーナー様とのやりとりに集中できる環境で仕事を進められます。結果として、成約率も高くなっています。コンサルタントが働きやすく、長く活躍できる環境というのは、自分の仕事に集中できる環境、そして透明性のある評価制度がある組織だと考えています。
残念なことに、この業界は中間層の人材が継続せずに抜けて行きやすいと言われています。
M&Aロイヤルアドバイザリーは全員が活躍できる、きれいなピラミッド組織づくりを目指しています。
教育の重要さについてお話しすると、弊社の案件はすべてオーダーメイドであり知見がないと対応できないことが多く、その対応力を強化するのが大事なポイントだと認識しています。
コンサルタントには経験豊かな部長が同行し、それが質の高いOJTとなり、未経験のコンサルタントでも学べる成長できる環境となっています。
部長陣は部全体の売り上げにコミットし、コンサルタントの教育サポートに専念します。これは業界では先駆的な方法だったのですが、最近徐々に他社様もこの仕組みを取り入れていらっしゃるようです。
おかげ様で業界の中で離職率は低いほうです。その理由は、弊社の教育プログラムの特徴にあると考えております。未経験者の採用は最近始めたのですが、未経験で入社して1年半で4件を成約し、最速でマネジャーになったコンサルタントもおります。弊社の評価は定量的で、わかりやすく透明性が高いと思います。
コンサルタントが成長していくためには、ご本人の素質・資質と教育のどちらも大事だと思います。弊社としてはコンサルタントの教育はとても重要であると考えておりますが、ご自分から学びに行けるかどうか、そういう資質が大きく結果に関わってきます。
いろいろな業界の案件を取り扱うので、それぞれのオーナー様としっかり話をできる準備ができるか、準備には何が必要か、質問ができるかなどを自分で考えて学びに行けるコンサルタントは成長が早く、結果も早く出せると思います。
求める人物像の要素は2つあります。
まずは主体性です。オーナー様にとって最適とは何かを考えて自分で動ける、訊ける、学びに行ける主体性です。
そして、継続力です。高年収と言われ華やかな業界に見えますが、実際の仕事は地道で泥臭い部分もあります。そういう業務を継続していける力も必要になります。
大きな責任がある大変な仕事ということはご理解いただきたいと思います。しかし、バックオフィスが充実しているのでコンサルタントの仕事は省力化されていて、オーナー様とのやりとりに専念できる環境になっています。
転職は大きな決断です。慎重に選んでいただきたいと思います。そのための情報は採用担当としてしっかりお伝えいたします。そのうえで選んでいただければ嬉しいです。M&Aロイヤルアドバイザリーのオフィスでお会いできるのを楽しみにしています。